導入事例

私たちは、
国内外を問わず、
多くのお客様をサポート
させていただいております。

ここでは、トレーニングやパフォーマンス・コンサルティング、
コーチングが必要とされる典型的なケースをご紹介します。

グローバルに出ていく前の心得と準備

グローバルなビジネスでは、暗黙の了解やルール、気難しい顧客等に遭遇することがあります。このような困難な状況に飛び込む前に、その状況に対する準備をしておくことは、最良の選択となりえます。

当社独自のアプローチ

フィロソフィア・ジャパンは、世界中のパートナー、コンサルタント、参加者と積極的な関係を築いています。

導入事例

Case 1  クロスカルチャー・アジャスト・プログラム

クラアント|日系エネルギー企業

相談事項
東南アジアに展開している支社において現地採用を積極的に行っているが、離職率が高く採用コストが増大して困っている。またスタッフが定着しないのでコミュケーションが上手く行かず業績が向上しない。

当社分析
退職した現地スタッフにインタビューを実施したところ、企業理念や日本企業の仕事の進め方への理解が浅く、コミュニケーションミスが多発してストレスになっていた。また、日本語を理解する現地スタッフの離職率は高くない事から、本社スタッフの意思が日本語をあまり理解しない現地スタッフに上手く伝わっていない模様。本社スタッフのコミュニケーションスキルに課題がある。

ソリューション

特に日本語をあまり理解しない現地スタッフに、本社および日本企業の文化をより理解してもらい、円滑なコミュニケーションが出来るようにする。

  1. 日本企業の文化(考え方や仕事の進め方)について長所・短所を含めて整理
  2. 日本企業で働く事のメリットをしっかり理解し、モチベーションを持ってもらう
  3. 本社スタッフのコミュニケーションスキル向上

実施内容

  1. 日本企業の成り立ちや成長要因、得ることが出来るスキルや今後のキャリアパスについて現地語で解説し、合わせて異文化を理解のための基本スキル研修を実施
  2. 実際に風土や文化を体感してもらうため、現地スタッフ向けに企業創業地含む日本へのツアーを実施
  3. 本社スタッフへも異文化理解プログラムを実施

実施後のクライアントの変化

  • 本社の考え方や進め方が明確になり、現地スタッフのモチベーションが向上している(離職率も低下)
  • 今までは相談を躊躇していた事項も本社スタッフとコミュニケーションが出来るようになった
  • 現地スタッフからリーダーグループへの昇進が増加

Case 2 グローバルセールス・アジャスト・プログラム

クライアント|米系製薬企業

相談事項
米国本社のミッション・ビジョン及びセールスプロセスを日本やアジア支店で浸透させるため、様々なプログラムを各支店で実施しているが中々効果が上がらない。

当社の分析
米国の内容(米国の風土やキリスト教社会がベースなっていた)をそのまま英語で実施している為、各支社の文化や風土などが全く考慮されておらず、受講者は違和感を多く持ち理解が進んでいない。また、米国本社も各支社の状況を良く理解していない。

ソリューション

開催地の状況に合わせてプログラム実施し、プログラムの持つ本当の意味を理解して業績の向上に役立ててもらう。

  1. 各支社の状況に合わせた内容にプログラムをカスタマイズ
  2. より深い理解を得てもらう為、現地語で実施
  3. 各支社の状況を理解してもらう為、米国本社へ異文化理解プログラムの実施  

実施内容

  1. コンテンツを各支社の文化・宗教・習慣や価値観に即した内容にカスタマイズ

例.野球の話をするケースがあったが、支社によっては見たこともルールも分からない人が多くおり、現地の人が親しんでいるサッカーに変更。

  1. プログラムの内容を理解しており、さらに日本語や中国語に精通した当社スタッフがファシリテーションを実施
  2. 米国本社向けに異文化理解プログラムを実施した上で、今後のフォローアップや研修プログラムの改善、新規開発に関するアドバイスを行った

実施後のクライアントの変化

  • スタッフが会社のミッション・ビジョンを正しく理解する事で、会社への信頼やマネージメント層とコミュニケーションが密になりゴール達成率が向上した
  • 共通のセールスプロセスを持つことで、アジアマーケットにある各支社(日本・中国・韓国など)で交流が活発に
  • 米国本社が開発するプログラムがグローバル(特にアジア)を意識する様に変わった

Case 3 Jカンパニーグローバリゼーション

クラインアント|日系上場IT企業

相談事項
海外M&Aにより会社が急速にグローバル化しているが、特に各部門のリーダーは出身会社のやり方や考え方から脱却出来ておらず、会社のビジョンが会社全体まで上手く浸透していない。このままワンチームになれないとM&A の意味が無くなる。

分析事項
会社のビジョンはあるものの、特に海外スタッフに対して上手く言語化(英語で)出来ておらず、意味はあまり良く分からないが上から降って来たものとして受け取っている為、一般スタッフへは更に伝わっていない。

ソリューション

会社のビジョンについて、様々なバックグランドを持つ人でも理解できる様に、各リーダーが参加して英語で言語化する。この策定過程を利用して、コミュニケーションを密にすることでワンチームを形成させる。

  1. 参加する各リーダー達がリラックスして本音をぶつけることが出来る様にオフサイトで実施 
  2. ミーティングの公用語を英語にすることで、活発なディカッションを促す
  3. 今回だけでは無く、今後は様々なテーマを設けて定期的にディスカッションを行う

実施内容

  1. アイスブレイク(ゲームを使ったワークショップの実施)
  2. 英語で言語化するために、当社スタッフが英語でファシリテーション
  3. (英語が不得意な参加者には当社スタッフがサポート)
  4. 今後どの様なコミュニケーションが必要か参加者からヒアリング

実施後のクライアントの変化

  • 各リーダーが自分のスタッフにビジョンを浸透させることが出来た
  • リーダー間のコミュニケーションが蜜になり、会社全体が風通しの良い雰囲気になった

Case 4 アフターM&Aコミュニケーション

クライアント|欧州系医療メーカー

相談事項
積極的な中途採用やM&Aを進めて成長してきたが、各スタッフや地域で独自の方法で仕事を進める傾向があり、現場に近いマネージメントしか正しい状況が分からない。また統合された各種システムがあるが活用されておらず、組織として今後の成長に不安がある。

当社分析
社内用語やプロセスが統一されておらず方法が属人化している為、正確な状況が把握や最適なリソース分配などが出来ず全体の力としては弱い状況

ソリューション

先ずは共通言語化を進めて既存システムを有効活用することにより、進捗や課題を共有し、部門・地域を跨いだコミュニケーションの活発化を狙う。

  1. 共通言語化の策定と浸透
  2. 各種プロセスの統一化と見える化

実施内容

  1. 会議への参加・営業同行等を行い、共通言語策定の問題点洗い出し
  2. 共通言語とプロセスの策定に参画
  3. 策定した共通言語とプロセスのルール尊守の徹底
  4. システムを活用することで進捗度合の見える化と共有を促進

実施後のクライアントの変化

  • セールスプロセスの統一と見える化により、コミュニケーションが円滑に行われる様になった。
  • チーム間での交流や協力が起こり組織としてのパフォーマンスが向上 
  • どこに行っても同じプロセスで仕事が出来る為、部門、地域を超えたリソースの有効活用が行われるようになった

Case 5 レジリエンスプログラム

クラアント|米系製薬企業日本支社 

相談事項
スタッフは連日ハードワークしているが、社内の雰囲気はあまり良く無く疲弊している感じがする。スタッフが仕事とプライベートを充実させて生き生きと働いてもらいたい。

当社分析
ワークライフバランスについてマネージメント含めて正しく理解されておらず、休むことに罪悪感を持つスタッフが多くいる。米国本社にレジリエンスプログラムがあるが、日本では形骸化していて十分に活用されていない。

ソリューション

ワークライフバランスについて会社全体で共通理解が必要。会社全体で理解することにより、相互理解が進みパフォーマンスが向上する。

  1. 米国本社のレジリエンスプログラムを利用するが、そのままでは効果が薄いため日本向けにカスタイズ
  2. 全社員に向けてプログラムを実施
  3. リーダー層にはより良い職場環境を作る為、別途プログラムを実施
  4. いつでもプログラムを実施出来る必要性がある為、社内トレーナーの育成

実施内容

  1. 米国本社のプログラムを正しく理解する為、当社スタッフが米国で受講しトレーナー資格も取得
  2. 日本向けカスタマイズの指針とコンテンツに関する各種アドバイス
  3. 全社員向けに簡易版(一日)も作成し、当社スタッフがリードしながらプログラムを実施、合わせて社内トレーナーも育成
  4. 当社スタッフがリーダー(部長・役員)向け2日間プログラムを実施
  5. 米国本社で日本向けカスタマイズが評価され、世界バージョンプログラムむけコンテンツ開発協力

実施後のクライアントの変化

  • 相互理解が進みオンとオフの切り替えを上手く出来るスタッフが多くなった印象、社内の雰囲気が格段に良くなった
  • 問題を早い段階で共有するなど一人で抱え込むことが少なり、メンタル低下による休職者が減った
  • ワークライフバランスを含め社内でレジリエンスに対する理解深まった